Onboarding & product tours

Usertour

オープンソースのユーザーオンボーディング基盤 — アプリ内のプロダクトツアー、チェックリスト、アンケート

usertour/usertourTypeScript2,131 as of 2026-08-01
By Jake Luo · Published 2026年8月1日

Usertour はオープンソースのユーザーオンボーディング基盤です。自分の稼働中のアプリに対してプロダクトツアー、チェックリスト、ランチャー、アンケートを組み立て、自前のユーザー属性やイベントで配信対象を絞り、Docker で丸ごと自前運用するか、プロジェクトのクラウドを使います。Appcues、Userpilot、Userflow、Chameleon に対するオープンな代替として位置づけられています。創業者にとっては、すでに製品の中にいる人へ向けた転換の道具であり、そのぶんアクティベーションには本当に効き、需要については完全に無言です。

Usertour とは何か

Usertour(github.com/usertour/usertour)は、製品の初回セッションのうち案内される部分を作るためのオープンソース基盤です。README はプロダクトツアー、チェックリスト、アンケートを数分で作ると述べ、対抗している商用ツールを名指ししています。Appcues、Userpilot、Userflow、Userguiding、Chameleon です。TypeScript で書かれ、このページを書いた時点で 2,131 のスターがあり、プロジェクトの Docker Compose ファイルで自前のインフラ上に置くか、そのマネージドクラウドで動かします。ライセンスは一行で済みます。コミュニティ側のコードは MIT で、enterprise と記されたディレクトリは別の enterprise ライセンスに従います。

  • ブラウザで動くアプリなら何でも README の言い方では、アプリがブラウザで動くなら統合できる、というもので、単一ページのアプリも複数ページのアプリも明示的に対象にしています。
  • 自分のデータでの絞り込み 独自のユーザー属性を定義してイベントを記録し、どのフローを誰に見せるかを決められます。チェックリストを全員ではなく設定を終えていない人だけに出す、といったことができます。
  • 環境とバージョン履歴 本番とステージングが同じアカウントに同居し、フローの変更は誰がいつ行ったかとともに記録されます。チームが使える道具と、誰かが一度貼り付けたスクリプトの違いはここにあります。
  • 製品に合わせた見た目 文言、ボタンの色、書体、サイズを調整でき、複数のテーマを併存させられるので、異なるフローが同じ見た目である必要はありません。
  • フローの分析 フローごとの表示数と完了率に加え、どこで人が戸惑い離脱しているかをそのまま見せるためのステップ単位のデータ。

創業者の成長スタックのどこに座るか

ツアーは転換の道具であり、すでに手元にあるトラフィックにしか働きません。つまり登録から最初の実利までのアクティベーション段階に真正面から座ります。ここは効きが大きい場所です。上流はすでに代金を払い終えているからです。同時に、非常によくある二つの問題に対しては間違った買い物でもあります。サイトに来て登録しないなら訪問者を登録に変えるを、そもそも誰も来ないなら新しいサイトの SEOを見てください。製品の中にツールチップが出たからといって、どちらも良くなりません。

この分野全体にある正直な緊張は、何かを入れる前に言葉にしておく価値があります。プロダクトツアーは画面が自明でないときに手を伸ばすものであり、だからこそ、画面を自明にする作業を先送りする手段に静かになりえます。どちらをやっているかはツールには判定できません。ただしツール自身の分析にはできます。大きな割合の人がフローを放棄する段は、たいていより良いツールチップが要る段ではなく、存在しなくなるべき段です。完了率はツアーの点数表ではなく、製品についての不具合報告として読んでください。

説明する代わりに消した一段

AgentCeres(agentceres.com の AI グロースオフィサー)を作るなかで得た一次情報として。私たちが出したオンボーディング改善のうち最大のものは、注釈をつけたのではなく判断そのものを取り除いたものでした。以前の設定フローは、何かが動き出す前に、どの専門家を使うかを新しい顧客に尋ねていました。まさにプロダクトツアーが説明するために存在する類の画面です。私たちはその画面を消し、いまは既定でチーム一式を用意します。誰もその選択を理解する必要がなくなりました。誰も選ばなくてよくなったからです。

ツアーを足す前に確かめたいこと
  • その段はそもそも要るのか — 消せる画面は、説明できる画面に必ず勝ちます。
  • 摩擦は理解か、それとも時間か — 案内は前者を直し、後者にはまったく何もしません。
  • 製品は語る代わりに見せられるか — 設定より前に本物の結果をひとつ届けるほうが、その結果の説明より速く伝わります。
  • そのフローは次のリリースに耐えるか — 毎週変わる画面に留められたツアーは静かに誤りになり、誤った案内は案内が無いより悪い。

二つめを私たちは長く取り違えていました。自分たちの登録で効いていた摩擦は、画面の意味を取り違えることではまったくなく、その人のためにインフラが作られるあいだ待たされることでした。そして製品内の案内をどれだけ足しても待ち時間は縮みません。手当ては基盤側にありました。いまはワークスペースをあらかじめ温めてあり、最後の一段は分ではなく秒で片づきます。以上は Usertour への反論ではありません。実在する分野の、清潔で本当に自前運用できる実装です。これは診断に先に金を使うべきだという主張です。摩擦の種類を取り違えたツアーは、同じ問題の見事に案内された版を作り出すだけだからです。

FAQ

Usertour は無料ですか?
コミュニティ側のコードは MIT ライセンスで、リポジトリから Docker Compose ファイルで自前運用できます。自分で動かすならソフトウェア代はかからず、払うのはインフラと運用の時間です。LICENSE ファイルは enterprise と記されたディレクトリを切り分けており、そちらは別の enterprise ライセンスに従います。プロジェクトは有料のマネージドクラウドも提供しています。多くの創業者にとって実務的な問いは、もう一つサービスを運用することが購読料を避けるだけの価値があるか、です。
Usertour と Appcues や Userpilot の違いは何ですか?
中核の仕事は同じで、README はその一群に対して Usertour を明確に位置づけています。取引はいつもの形です。商用ツールは仕上がりが良く運用するものが何もない一方、オープンソース側はデータが手に入り、自分のドメインで動かせ、伸びても席数や有効ユーザー数での課金がありません。判断の軸は機能一覧ではなく、いまの段階でデプロイを自分で持つことが実際の運用作業に見合うかどうかです。この分野の機能はすぐ横並びになります。
プロダクトツアーが本当に正解になるのはどんなときですか?
その段が本当に必要で、画面がこれ以上ないほど単純で、それでも人が次に何をすべきかわからないとき。つまり設計ではなく知識の欠落が本物であるときです。ツアーは、自力ではまず見つからない機能を知らせるのにも向いていますし、チェックリストは何段階もある設定に見えるゴールを与えるのに向いています。存在すべきでない段、待ち時間、まだ誰も簡単にしようと試していない画面に対しては、悪い手当てです。
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