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PostHog

プロダクト分析、セッションリプレイ、フィーチャーフラグ、実験を単一のSDKでまとめたオープンソース基盤 — eeディレクトリを除きMITライセンス、各ツールに月次の無料枠あり

PostHog/posthogPython37,600 as of 2026-08-11
By Jake Luo · Published 2026年8月11日

PostHogは、プロダクトチームが通常は別々に買う計測ツール — プロダクト分析とウェブ分析、セッションリプレイ、フィーチャーフラグ、実験、エラー追跡、アンケート、LLMのオブザーバビリティ — を単一のSDKの裏にまとめた基盤です。リポジトリはeeディレクトリを除きMITライセンスで、各ツールに月次の無料枠があり、セルフホスト用のDockerワンライナーも用意されています。ただしプロジェクト自身のドキュメントは、その構成を月あたり約10万イベントまでと位置づけ、それを超えるならクラウドを推奨しています。創業者にとっての価値は、ファネルのどの段でユーザーを失っているかに答えてくれることです。誰も警告してくれない注意点は、ブラウザ側のイベントがスタックの中で最も静かに失われやすいデータだということです。

PostHogとは何か

PostHogは2020年に始まり、異例なほど幅の広い基盤に育ちました。オートキャプチャまたは手動計測によるプロダクト分析、GA風のウェブ分析ダッシュボード、ウェブとモバイルのセッションリプレイ、フィーチャーフラグ、実験、エラー追跡、ログ、アンケート、Stripeなどから同期するデータウェアハウス、二十数か所の宛先へ流すデータパイプライン、そしてトレースとレイテンシとコストを捕捉するLLMアプリ向けオブザーバビリティ。READMEはこれらすべてを一度のインストールの裏に並べており、ワークスペースはダッシュボードだけでなく、Slack、ウェブアプリ、デスクトップクライアント、あるいはMCPサーバー経由でエディタからも操作できます。リポジトリはPython主体のモノレポで、実際に活発です。取得時点で最新のプッシュは同日でした。

ここではライセンスとホスティングの詳細が通常以上に重要です。これは何年も使い続けるか、いずれ引き剥がすかのどちらかになる種類のツールだからです。リポジトリはeeディレクトリを除きMIT expatライセンスで利用でき、そのディレクトリは独自のライセンスを持ちます。すべてを自由ソフトウェアにしたい人向けには、プロプライエタリ部分を取り除いた別リポジトリのposthog-fossがあります。クラウドでは各ツールに月次の無料枠があり、READMEは毎月最初の100万イベント、5000件の録画、100万回のフラグ要求、10万件の例外、1500件のアンケート回答を挙げています。それを超えると従量課金です。セルフホストはメモリ4GB推奨のDockerワンライナーですが、当てにする前にプロジェクト自身の但し書きを読んでください。オープンソース構成は月あたり約10万イベントまでと想定され、それ以上はクラウドへの移行が推奨され、そしてオープンソース環境にはサポートも保障も付かないと明言されています。

最初に何を計測するか

これほど幅の広い基盤では、一晩ですべてを有効化したくなります。その結果できるのは、誰も開かないダッシュボードで埋まったワークスペースです。PostHog自身の入門ガイドはアクティベーション、次にリテンション、次に収益という順で進みます。この順序は文字どおり守る価値があります。

  1. 名前を付けたアクティベーションイベントを一つ 新規のユーザーが求めていたものを初めて手にする、その一つの瞬間を決め、自分で選んだ名前で捕捉します。以降のすべてはそれを基準に解釈され、アクティベーション率はユーザーが一握りしかいなくても意味を保つ唯一の数字です。
  2. そのイベントに対するリテンションのビュー 登録数ではありません。登録数のグラフは上がる一方なので自分を甘やかします。復帰のグラフは、その製品が二度開かれる価値があるかを教えます。
  3. 同一の人物に紐づけた収益 お金がイベントと同じ人物の上に乗るまで、高いチャネルと良いチャネルを区別できません。それがマーケティングが機能しているかという問いの本体です。
  4. 漏れている一段だけにセッションリプレイ リプレイは、ある段が失敗する理由を知る最速の手段であり、午後を丸ごと失う最も簡単な手段でもあります。リテンションのビューが既に示した段に向けて、5セッションだけ見て閉じてください。

オートキャプチャは「後で計測する」原則の合理的な例外です。事前に名前を付けなくても操作を記録してくれるため、何が重要かまだ分からない段階では本当に役立ち、分かった段階では本当にノイズになります。フィーチャーフラグと実験を配線する価値が出るのは、結果が意味を持つだけのトラフィックが集まった日で、それより前ではありません。訪問者100人の実験が測っているのは、たいてい自分の忍耐力です。

自社のファネルでPostHogを運用して分かったこと

ここからは読んで得た話ではなく、運用して得た話です。AgentCeres — agentceres.com のAI Growth Officer — はページビューと登録コンバージョンの計測にPostHogを使っており、そこで最も高くついた教訓は構造的なものでした。ブラウザ側のイベントは、ブラウザ側が拒否してよいリクエストだということです。当社の登録のおよそ半分は、私たちが数えていたクライアントイベントを一度も送っておらず、その欠落は、まさに費用をかけて獲得していたコホート、つまり広告ブロックが一般的なブラジルの有料検索で最も大きく出ました。数字はノイズが多かったのではなく、存在しなかったのです。そして存在しないイベントは、その操作をしなかったユーザーと見分けがつきません。プロダクトの判断が実際に依拠していた一つの項目については、ブラウザに尋ねること自体をやめ、発生した瞬間にサーバー側で自社のデータベースへ書き込むようにしました。

そこから得た一般則はこうです。判断が依拠する数字は、書き込みを自分で制御できる場所に記録すべきであり、分析ツールは帳簿ではなく行動の形を見るためのものだということ。こうしたツールが成長のために何をして何をしないのかも、はっきりさせておく価値があります。PostHogはファネルのどの段が漏れていて誰が離れたかを、実際に高い精度で教えてくれます。しかし投稿を書き、メールを送り、ファネルを再び満たしてはくれません。その差分こそが仕事です。必要なのが流入とページ単位の数字だけなら、より軽い選択肢としてUmamiがあります。そして実行の側 — コンテンツやアウトリーチの下書きを作り、外に出るものはすべて人が承認する — を担うために、AgentCeresは存在します。

FAQ

PostHogは無料か
無料の道は二つあります。クラウドでは各ツールに月次の無料枠があり、READMEは月あたり100万イベント、5000件の録画、100万回のフラグ要求、10万件の例外、1500件のアンケート回答を挙げ、それ以降は従量課金です。セルフホストはライセンスの意味で無料で、リポジトリはeeディレクトリを除きMIT expat、Dockerのワンライナーで展開できます。難点は規模とサポートです。プロジェクトはオープンソース構成を月あたり約10万イベントまでと想定し、それを超えるならクラウドへの移行を推奨し、自前構築にはサポートも保障も提供していません。
PostHogとGoogle Analyticsのどちらか
答える問いが違います。Google Analyticsはセッションと流入元を中心に組み立てられており、PostHogは人とイベントを中心に組み立てられています。だからPostHogは、初日にXをしたユーザーが4週目にも残っている層だと教えられます。問いが「訪問者はどこから来たか」なら、ウェブ分析ツールで足ります。問いが「どの行動がリテンションを予測するか」なら、人に紐づいたイベントデータが必要で、それがPostHogの存在理由です。多くのチームが結局両方を使いますが、正直な理由は、流入レポートのほうが読みやすく、意思決定を変えるのはイベントデータのほうだからです。
一人の創業者にセッションリプレイとフィーチャーフラグは必要か
初日には不要です。どちらも診断対象があって初めて意味を持つ診断ツールです。リプレイはファネルのある段が目に見えて機能しなくなってから、フラグは悪いデプロイが影響するユーザー数が無視できない規模になってから価値が出ます。アクティベーションイベント一つとリテンションのビューから始めるほうが、最初の一か月で変わる意思決定は多くなります。統合された基盤の利点は、必要になったときに既にそこにあることで、早く有効化すべきということではありません。
PostHogを長期的にセルフホストできるか
できます、ただし目を開けたままで。ワンライナーのホビー構成は実在し、ライセンスも許していますが、プロジェクト自身のドキュメントは月あたり約10万イベントを超えるならクラウドへの移行を推奨し、オープンソース構成にサポートが付かないことを明示しています。理由がデータの所在や原則なら、プロプライエタリなコードを完全に除いたposthog-fossを見てください。理由が費用なら、無料枠と、ClickHouseに支えられたスタックの維持に費やす時間を並べて見積もってから決めてください。
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